上から目線の自分

価値観が大きく変わるとき、
いや変わってしまった時、
困った自分が現れる。

自分と価値観が異なる人を見下す。
上から目線で冷ややかに見つめる。
そんな最低な自分が顔を見せるんだ。

これだけは恥ずかしい。
情けない。こんな自分は大嫌いだ。
だから、世間ではそんな自分を
さらけ出さないように腐心する。
あえて謙虚に振る舞おうとする。

そんな努力を外で重ねても、
家庭に帰ると、バレている。
家族に映る自分の姿は、
ごう慢で不遜、上から目線この上ない。
そんな自分になっちまうんだ。

なぜこんな自分になるのかを考えると、
上から目線なのは、ごう慢なのは、
他人や家族に対してじゃないんだ。

過去の自分が許せないんだ。
過去の自分を卑下しているんだ。
過去の自分をバカにしている。
そういうことなんだ。

過去、自分が信じて
邁進していた価値観。
こいつを全否定しているから、
辛くなっている。

過去の自分を全否定して
前に進もうとするから、
苦しくなるんだ。
昔の自分が盲信していた価値観を
持っている人が気になり、
ついつい否定してしまうんだ。

自分の価値観が変わる時は要注意である。
大事なことは、新しい価値観も正しいが、
古い価値観もまた、
正しいってことなんだ。

どっちかだけ正しいってやっちまうと、
過去の自分を冷ややかに見つめる、
上から目線の自分が現れる。
そういうことなんだ。

価値観は自分の状況にあわせて
変わるものである。
でも、自分が抱いてきた価値観は、
すべて正しかったと認めることが、
自分に優しく他人に優しい。
そんな生き方なんだと感じるんだ。










  • 20190818115854121.jpg

この記事へのコメント